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今年の7月は例年より涼しく、風邪が去年より流行っている印象があります。
特に今年は手足口病が流行しており、小さなお子様がいるご家庭では、
お父さんお母さんがお子様からうつされて受診されるケースも多くみられます。
昼と夜の気温差もありますので、体調管理には注意いただけたらと思います。
これからいよいよ夏本番を迎えるにあたって、低血圧の方にもつらい季節となっていきます。
血圧 = 心拍出量 × 末梢血管抵抗
上記の計算式のとおり、血圧は心拍出量と末梢血管抵抗に規定されますので、
暑くて全身の血管が拡張する季節は、血圧が低下しやすくなります。
そのため、もともと低血圧の方はさらに血圧がさがり、めまいや立ち眩みが起こりやすくなります。
実際、当院にも7月になり立ち眩みがつらいという患者様のご来院が増えてきました。
低血圧の原因には、脱水はもちろん甲状腺機能低下症も隠れていることがあるので、
一度は採血で原因を調べることが重要になります。
特に低血圧の原因がなければ、本態性低血圧症といって、いわゆる体質による低血圧です。
こうなると夏場の立ち眩みは、防ぎようがないのですが、
あまりに症状が辛い場合は症状を緩和する内服薬もありますので、当院で処方することもできます。
なにより脱水になると血圧は低下しやすくなるので、こまめに水分補給をすることが大切ですね。
低血圧で悩まれている方は、いつでもご相談ください。