新川崎むらせ内科循環器内科

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咳喘息、冬になり増えています


風邪をひいた後に咳だけつづく、夜寝る前に咳がとまらなくなる、
一度むせこむような咳がでたら止まらなくなる・・・そのような経験はありませんか?

実はそれは「咳喘息」なのかもしれません。
3週間以上持続する咳は遷延性慢性咳嗽と言われており、
その慢性咳嗽の原因の中で多いのは、「咳喘息」です。

咳喘息は、喘息の亜型(咳だけを症状とする喘息)で、夜や早朝に咳嗽が多いとされ、
季節の変わり目に多いとされております。
喘息は寒くなってくるときに多くみられ、咳喘息も同様で、
最近当院にも慢性遷延性咳嗽の患者様が多くいらっしゃいます。

背景に、小児喘息既往やアレルギーをお持ちの方は、発症される可能性が高くなります。
咳喘息の治療は、基本的には吸入ステロイド薬を使用していきます。

咳喘息の経過中に成人では30-40%が典型的喘息に移行するという報告があり、
早期の吸入薬導入が典型的喘息への移行率を減少させると言われております。

吸入薬を使用しても完治するまでに時間がかかることもありますが、
喘息へ移行することを防ぐためにもしっかりと治療していかなければなりません。

もし咳がつづく方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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