新川崎むらせ内科循環器内科

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寒い冬、高血圧にご注意を。


だんだん寒くなってきて、血圧が高くなってきた患者様が増えました。

血圧 = 心拍出量 × 末梢血管抵抗(血管の硬さ)

血圧は、上記の式のように、心拍出量と末梢血管抵抗によって規定されます。
寒くなると、血管が締まって硬くなるので、血圧は上がるのが普通です。
夏場は大丈夫でも、冬になると高血圧になって内服が必要になるケースはよくあります。

皆様のご自宅に血圧計、ありますか?

若い方は持っている人の方が少ないことでしょう。
実際私も家には血圧計はありません。
ただ、血圧治療で重要なのは「家庭血圧」といって、住み慣れた家で落ち着いているときに測る血圧なのです。
この家庭血圧を目安に降圧剤の量を外来でコントロールしていきます。

どうしても診察室で測る血圧は、高く出てしまうものです。
慣れない場所で緊張していたりしますから、それは当然のことですよね。

家庭血圧の目標値は、基礎疾患や年齢によって若干変わりますが、
基本は135/85mmHg以下を目指します。
それ以上の血圧が持続するなら高血圧の診断で、治療介入が必要です。
まずは運動・食事療法。それでもまだ高いなら内服加療です。

血圧は、よほど高ければ頭重感やふらつきなど症状がありますが、基本は無症状です。
そのため、気づいたら高血圧になっていたということも、よくある話です。

高血圧には、「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の2種類があります。
「本態性高血圧」は体質や生活習慣によるもので高血圧全体の90%を占めるといわれています。
加齢とともに血管が硬くなり、血圧が上昇する傾向にあります。
「二次性高血圧」は血圧をあげるホルモン異常など、高血圧の原因となる病気があるものをいいます。

血圧の専門科は何科かご存知ですか?
病院によっても診療科はまちまちですが、「循環器内科」が専門的にみていることが多いです。
私も病院勤務医時代は、様々な難治性高血圧の患者様をご紹介いただき診ておりました。
高血圧診療に精通していく中で、一つ悟ったこと。

それは、「どんなに難治性の高血圧でも、下がらない高血圧はない!」ということ。
運動療法・食事療法・内服治療(原因によっては手術)を駆使すれば、
しっかりと目標血圧まで下がります。
高血圧が気になる方は、ぜひ専門科でもある当院で治療してみませんか?
原因精査を行ったうえで、適切な治療法をご提案いたします。

いつでもご来院ください。暖かくしてお待ちしております。

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