新川崎むらせ内科循環器内科

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授乳中、妊娠中の内服について


当院でも先週からインフルエンザ罹患者が散発的に確認されており、
今週になって急激に増えてきております。
このペースで増えていくと、年明けには爆発的に増えることが予想されます。
ワクチン接種済みの方でインフルエンザにかかってしまった方も何人かいらしゃいましたが、
やはり症状が軽度に抑えられている印象があります。

まだまだ時期としてはインフルエンザワクチンを受けても問題ありません。
年末年始をインフルエンザで台無しにしないためにも、未接種の方は接種したほうが良いですね。
御希望の方はお急ぎください。
当院では年内は12月29日(土)まで診療しております。
インフルエンザワクチンは税込み3000円と格安に設定しております。

さて、題名にもありますが、当院には土地柄なのか、授乳中・妊娠中の方が多くいらっしゃいます。
お薬、内服してもよいのか心配ですよね?

授乳中・妊娠中でも安全に使えるお薬は多数あります。
妊娠中は使用可能な薬剤は限られることもありますが、授乳中ではほとんど問題なく使用できるものが多いのです。
ただし、薬剤の添付文書には、ほとんどの場合「薬剤の使用による有益性が、危険性を上回る場合に限る」という記載があり、「絶対に安全です」という記載は絶対にありません。
新薬の場合は「安全性は確率していない」と記載されていることが多いです。
これは安全性を最優先する製薬会社のスタンスもあって、たとえ大丈夫であったとしても内服の推奨はしないのです。
そういうこともあって、処方する医者の立場としても及び腰になり、
今も昔も妊婦さんには処方をしたがらない医者が多いのも現実です。

ただし、昔からある薬は臨床データも豊富であり、授乳中・妊娠中にも安全に使用できるとわかっているものが多数あります。
新薬でも、昔からある薬と作用機序が同じであり、概ね問題ないであろうと推察できるものもあります。

先ほど述べたインフルエンザにかかったとしても使用できる薬はちゃんとあるのです。
花粉症の時期、授乳中や妊娠中だからといって内服を諦めていませんか?
これまた使用できる薬はちゃんとあるのです。

当院では、授乳中・妊娠中の方の診療も随時大歓迎ですので、安心してご来院ください。
大事なお子様のためにも、まずはお母さんが元気にならないといけませんからね。
体調を崩したら、我慢しないで早めの受診をお勧めします。

 

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