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首都圏で「風疹」が流行りつつあります。
30歳から50歳の働く世代の男性を中心に感染が拡大しつつあります。
厚生労働省によると、7月23日から8月5日までに、38人が風疹に感染したとの届け出があったといいます。
今後首都圏でさらに感染者が増える可能性があります。
「三日はしか」ともいわれる「風疹」は、発熱・発疹・リンパ節腫脹を主訴とするウイルス感染症です。
妊娠初期の女性が、風疹にかかると、赤ちゃんが障害を持って生まれる可能性(先天性風疹症候群)があります。
ですから妊娠を考えている若い世代は、しっかりと風疹を予防する必要があります。
予防には、手洗いやマスクといったことももちろんですが、一番重要なのは「予防接種」です。
我が国には風疹単独のワクチンはなく、麻しん風しん混合(MR)ワクチンという麻疹と混合になったワクチンを接種します。
今年の5月は麻疹が一過性に流行したため、ワクチン不足となりましたが、
現在はワクチンの供給が安定しているので、ご希望でしたら、お電話ください。すぐに取り寄せます。
ここでぜひ利用していただきたいのが、「川崎市風しん対策事業」です。
皆さん、この事業はご存知でしょうか?
●川崎市に住民登録がある
●妊娠を希望する女性 or 妊娠を希望する女性のパートナー or 妊婦のパートナー
●過去に風疹罹患歴がない
●過去にこの事業をつかってMRワクチンを接種しなことがない
上記をすべて満たせば、まず無料で風疹の抗体検査が受けられます。
その検査で抗体不十分と判明すれば、なんと3200円という格安でMRワクチンを接種できます。
「東京オリンピック(2020年)までに風疹の排除を」というスローガンのもと行政が力をいれております。
この制度は利用したほうが、絶対にお得ですね。
当院は川崎市風しん対策事業の協力医療機関ですので、随時お受付しております。
いつでもお気軽にご来院ください。