新川崎むらせ内科循環器内科

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トイレに間に合わないことはありませんか?


今回は女性に向けてお話しさせていただきます。

「過活動膀胱」という言葉は聞いたことありますでしょうか?
過活動膀胱とは、尿意切迫感を必須症状とした症状症候群です。
突然がまんできないような尿意を感じたり、トイレに間に合わず尿漏れをおこしたり、
日中のトイレの回数が多かったり、就寝後にトイレのために起きたりする経験はありませんか?

このような悩みを持つ女性は、実は世の中に大勢いらっしゃいます。
過活動膀胱の症状は、40歳以上の男女の8人に1人がもっていると言われております。
症状の性質上、他人に相談しにくく、病院にも行きづらいという現実があるかと思います。

原因としては、神経因性過活動膀胱といって脳卒中の後遺症などで起こる場合もありますが、
女性の多くは、骨盤底筋といって膀胱・子宮・尿道を支えている筋肉が、
出産や加齢によって弱まってくることによって過活動膀胱を引き起こします。

女性の過活動膀胱の訴えは、注意深く聞いてみると本当に多いと私も外来をしながら実感しております。
当院では過活動膀胱の治療も行っております。
治療は、①内服、②骨盤底筋を鍛える体操、③膀胱訓練(排尿の間隔をのばすトレーニング)です。

過活動膀胱は、外出をする、電車にのる、旅行にいくといった日常生活の
いろいろな場面に影響しているのではないでしょうか。
加齢のせい、体質のせいだから、がまんするしかない・・・とあきらめずに
いつでもお気軽に当院にお越しください。
当院は、皆様がどんな相談しにくいことでも気軽に相談できるよう環境を整えております。

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